今回は【塾選び】サピックスと早稲アカの比較表の
④テストについて、書いてみます。
テストの後でクラス編成がされるので、順番を入れ替えてテストについて先に書きます。
早稲アカ 予習の塾 | サピックス 復習の塾 | |
①テキスト | 製本 『予習シリーズ』+オリジナル |
プリント |
②費用 | 諸経費が高い! | 大手塾の中では一番高い? |
③組み分け | YTの組み分けテスト 基準の点数範囲幅あり |
ほぼ毎月 10点刻み?!入れ替わり激しい |
④テスト | 頻度普通 結果速い | テスト多い 結果1週間程度後 |
⑤体育会系 | そうでもないよ | ー |
⑥宿題の量 | 多い | 普通 |
⑦安全対策 | ー | 警備員 帰宅時先生が駅までの誘導 |
テスト
塾では定期的にテストがあります。出題範囲の決まったテストとなり、そこまでの学習の定着度を測るテストということになります。塾によって頻度が若干異なります。
また、6年生になると模試があります。YT塾では合不合判定模試、サピックスではサピックスオープンです。模試の受験は自由に選択できます。
<早稲アカ>
4年 組 9回
5年 組 9回
6年 組 4回+合不合 6回
組:組み分けテスト 合不合:合不合判定テスト
<サピックス>
4年 13回
(組 3、復 3、マ 6、オ 1)
5年 14回
(組 3、復 2、マ 6、オ 3)
6年 17回
(組 2、復 2、マ 7、オ 6)
組:組み分けテスト 復:復習テスト マ:マンスリー復習/実力テスト オ:サピックスオープン
早稲アカは四谷大塚のテストをそのまま利用しますので、四谷大塚も同じ頻度になっています。サピックスは比較的テストの多い塾、といえるようです。
【早稲アカ】 四谷大塚の組み分けテストを受験
娘の通っていた早稲田アカデミーの場合、組み分けテストはすべて四谷大塚の組み分けテストを受験することになります。
費用のところでも書きましたが、これ別料金です。そして必修テストなので必ず受験することになっています。都合がつかなかったり体調が悪くてテストを受けられなかったとしても、テスト代はしっかり引き落とされますよー。
テスト問題と解答は後日渡されます。
テスト会場
早稲アカの組み分けテストは、なんと自分の塾の組み分けテストなのにいつもの校舎では受験できません。受験票が届くまで、毎回会場がどこになるのかわからないという、スリル満点のシステムになっております。
笑いごとじゃないです。まだ小学生ですからね、電車にのって初めての会場なんて行けませんよ。だから毎回組み分けテストは親の送迎です。親も初めて行くような場所をグーグルマップで探しながら連れて行くんです。これもなんとも納得いかないところでした。
よくぞ聞いてくれました。振り替えは「可能」です。
可能ですが、学校の授業とか行事以外の理由は認められません。娘が4年生のころはまだ学校の課外活動でも認められましたが、6年になると「授業や授業の一環で行う行事以外は一切認めない」と通達が来ました。テストを主催する四谷大塚からのお達しだったように思います。
さらに振り替え受験の会場についても、一応希望を出せますが、どこになるかは直前までわかりません。うちが振り替え希望を出したときは、すべて第一希望で通りました。そして、振り替えは最寄りの四谷大塚校舎を選択したので、普通に受験する会場より近くて便利だったりしました😆
テスト結果 かなりスピーディー
YTのテストは成績が出るのがものすごく速いです。まさに速報。
翌日の13時ころには採点済みの結果がネットで確認できます。
偏差値などが出るのはその3日後くらいです。
さすがテストの塾、四谷大塚。この点はすごく評価できます。
6年生になって受験人数も増えてくると、記述の多い国語の成績は出るのが遅くなってきますが、それでも翌日夕方とか2日後には出ていました。
採点ミス
組分けに限らず、合不合判定テストとよばれる模試でも、四谷大塚のテストでうちが悔しい思いをしたのが、漢字です。どう見てもあってるよね?!という解答でも何度も×をもらっています。
そしてこれは絶対に採点ミスだと思っても、YT準拠塾の場合は自分の通う塾から申請しないといけないんです。ところが、早稲アカでは何度申し出ても四谷大塚に採点ミスを報告してくれることはありませんでした。正答とは認めない、ということだそうです。本当に笑っちゃうくらい全く取り合ってくれません😂
まあ確かに模試で1点、2点取り返しても、あまり意味がないといえばそうなんですよね。確かに2点上がれば偏差値も変わってきます。
でも模試は本番じゃないんです。本番じゃなくてよかった、だれが見ても正解をとれる解答を作らなければいけない、ということを教訓にして、本番のために勉強したほうがよっぽど有益だと、最後は割り切っていました。
なんなら、模試の合格可能性だってあまり意味ありません。志望校に合格できればいいのですから。
でもですよ、組分けテストの場合はそういうわけにはいきません。クラスが一つでも上がったほうが塾での子供の扱われ方が変わるわけですから!
ですから、お子さんが4年5年のうちは採点ミスについては、頑張って塾と戦いましょう!お子さんのモチベーションという意味でも、大切だと思います。
わが子も遊ぶ時間を削って頑張っている、親がテストを受けてあげることはでないけど、塾に電話するくらいはできます。親ができることは全部やろう、という気持ちで私は毎回電話していました。それでも認められなければ子供も納得してくれていました。
実は四谷大塚のテスト、しっかり注意事項として、「濃く書いてください」と書かれています。濃く書かれていないと誤答とみなされることもありますと。
それに気づいてからは娘には漢字だけでいいから、めちゃくちゃ濃く書け!と言っていました(笑)。
うちの娘の字が汚かったから、というのもあると思います。字はきれいなほうがやはりいいのです。記述が多い学校を受ける場合は、先生はうんざりするほど同じ問題の答えを読まされます。先生の身になって、想像力を働かせろ!先生を飽きさせるな、それが思いやり、と娘には繰り返し伝えていました。
受験では、面接がない場合、解答用紙が受験校の先生と受験生との唯一のコミュニケーション手段です。読む人への思いやり、大事です。
確認テスト
息子が早稲アカに入ったとき、娘のころにはなかった新しく変わった点がいくつかありました。ひとつは、理社の確認テストです。授業開始30分前から前回の内容のテストを行います。こちらは任意で、受けたい人だけ早めにきて受けるというものでした。
サピにううって、サピでは以前からこのシステムを取り入れていたということを知り、寄せてきたのかなぁと思いました。中学受験のカジュアル化などと揶揄されていますが、近年中学受験をする人口がどんどん増えてきています。以前の尺度で測っていると足元をすくわれかねないと、我が家でも娘の受験を通じて痛感しました。塾も多かれ少なかれそんな考えがあったのではと想像いたしております。
【サピックス】テスト多め
サピックスは上に書いた通り、年間十数回のテストがあるテスト多めの塾です。あの十数回のテストに加え、上に書いた通り、前回授業の内容の確認テストもやっています。
テスト種類
サピでコース昇降(クラス分け)に関わるテストは、組分けテストとマンスリーテストです。
復習テストはクラス分けに関係のないテストです。
サピックスオープンは公開模試です。
四谷大塚の組分けテストのように、日祝に行うテストは「組み分けテスト」と「サピックスオープン」のみで、マンスリーテスト、復習テストは授業時間内に行われます。
コース昇降に関係するテストのうち、移動幅に制限がないのが「組分けテスト」です。このテストではよい点を取れば、今のクラスのポジションに関係なくクラス上げが可能です。
「マンスリーテスト」「確認テスト」では昇降の移動に制限があります。10クラスまでの校舎ですと2クラスまで、それ以上ですと3クラスまで移動できるようです。連続2回休むと無条件に1クラス落ちると説明を受けました。
またサピックスは普段の授業でも確認テストや基礎力定着テストなどの小テストを行っています。基礎力定着テストは授業開始30分前に行って任意で受ける算数のテストです。
テスト範囲
テストには出題範囲の決まっているテストと、実力テスト的な位置づけで範囲のないテストがあります。出題範囲の決まっているテストの場合、出題範囲はその直前に学習した範囲でテストの週の内容まで、となります。
<出団範囲の決まっているテスト>
・マンスリーテスト
・復習テスト
<実力テスト>
・組分けテスト
テスト結果 採点前答案は当日中に公開
サピの場合、採点前の答案はその日のうちにネットで見られるようになっています。受験当日に自宅に帰って自分の答案が見られるので、だいたいどのくらいの出来かはすぐに確認できるようになっています。
採点後の答案は大体1週間くらいで出ます。
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まとめ
<早稲アカ>
・YTのテストを利用
・結果速い
・受験会場は外部会場
・振り替え受験は可能 但し小学校の授業か行事のみ
・振り替えは四谷大塚校舎で夜行う
<サピックス>
・テスト頻度高い
・復習主義のため復習テストが多め
・コース昇降に関わるテストは、組分けテストとマンスリーテスト
・組み分けは昇降無制限、マンスリーは昇降制限あり
テスト後のクラス分けについてはこちらの記事に書いています。