いつも書いていますが、受験勉強を最小の努力でなんとかしたいというセコい考えから、常に効率良く娘の記憶に残す方法を模索しておりました。
もちろん算数は無理ですよ!練習あるのみ。それに私にはわかんない問題もいっぱいあるし😁💦
とりあえず私が手伝えるのは暗記ものでしょう。で、あるとき思いました。
マインドマップ®はどうだろう?
と。
マインドマップ®で書いたことは忘れにくいっていうし、これでノートを作ったら、労せずして成績アップにつながっちゃうんじゃないの??( ̄ー ̄)ニヤリ とね。
まずマインドマップ®ってどんなものなのか、ということから説明していきますね。
マインドマップ®とは
マインドマップ®はトニー・ブザン氏が考案した思考を表現する方法です。頭の中で考えたことをノートに書き表すのですが、書き方にルールがあります。マインドマップを書くと、思考が整理されたり、発想力が向上したり(ブレインストーミングみたいに)、記憶の定着度が高くなると言われています。
詳しく知りたい方はトニー・ブザン氏の著書も読んでみてください。
今、↓↓↓『ふだん使いのマインドマップ』がKindle Unlimitedで無料で読めるようになってました!ちゃっかり読んじゃいました、私(笑)。
トニー・ブザン氏が考案したノート術
実際、トニー・ブザン氏はWorld Memory Championshipsという記憶力を競う大会も作っています。ブザン氏がマインドマップ®を作った理由は、自身が天才になりたかったから😆だそうです。
この大会の日本選手権大会で4回連続チャンピオンになった池田義博さんは、日本人で初めて記憶の世界グランドマスターに認定された方です。私も著書を拝読いたしました。読んだ時には、マインドマップのことなど全く知らなくて繋がっていませんでしたが😅
マインドマップ®では色や絵を多用します。カラフル🌈でイラスト🐷が入っていたほうが、記憶に残りやすいというのはなんとなくわかると思いますが、これは一つマインドマップ®を書いてみて試してみるとよくわかりますよ~。確実に白黒の文字だけより、色付き絵付きのほうがどこに書いてあったか、場所まで覚えています。
マインドマップ®は、ビジネス界や教育現場でも広く利用されその有用性が認められています。ボーイング社では整備マニュアルをマインドマップ®にして、研修期間を2年から4か月に短縮できたそうです。すごいコスト削減😮
日本の学校だと、学芸大附属小なんかでも採用されていると聞きました。
マインドマップ®のすごいところ
マインドマップ®で書くメリットを挙げてみます。
1.記憶力が高まる
2.想像力、発想力が高まる
3.思考が整理される
4.全体像をつかみやすい
そうなんですよ。6年の夏、「遠回りだろっ」という夫の攻撃を華麗にかわしつつ、「受験終わっても使えるスキルだから!」と自分に言い聞かせて、1日がかりの講座を娘と二人で受けに行きました。
記憶力アップ
上にも書きましたが、マインドマップ®では色や絵をたくさん使います。
色やイメージがあると、記憶に残りやすいのです。
マインドマップ®の教室に行ったときに、脳の第一言語は何でしょう、と問われたのですが、イメージや空想、なのだそうです。確かに生まれたときは言葉なんて知らないですしね。ましてや文字なんて大分後になって習得するものです。第一言語ではないでしょうね。
てなりますよね。
「空想」の意味は多分こうです。
マインドマップ®では、頭に浮かんだことをノートに書いていき、真ん中に主要なアイデアを書いてそこから放射状に広げてどんどんつなげていくんです。つまり、前に書いたことの連想、という感じです。
自分の思考が、その前に書いてあることをもとに得た発想ですから、それがヒントとなり忘れにくい、そういうことではないかなと思います。私の勝手な解釈ですが。
想像力、発想力がアップする
放射状にどんどん思考をつなげていく、と上で書きましたが、その方式でブレインストーミングしていくことができます。
それからマインドマップ®︎はイメージを用いるため、右脳を刺激すると言われています。言語なので、右脳だけではなく左脳ももちろん使います。つまり両脳。
これがすごくいいのです。天才は右脳派か左脳派か?なんていいますが、両方使うのが天才だそうです。みなさんも見たことがあると思いますがレオナルドダヴィンチのノートには文字やイラストや図が縦横無尽に書かれています。
それからマインドマップ®︎の放射状のこの形状が、脳内で情報を記憶したり引き出したりする構造と似ているため、情報のインプットアウトプットに効果的に働くのだそうです。
思考が整理される
これはね、ぜひ書いて体験してみてください。自己紹介が苦手な人いませんか?
私はすごく苦手でした。人前に立つと何を話していいんだか分からなくなってしまって💦ところが自己紹介のマインドマップ®︎を作って、それに従って話したらすごく話しやすかったんです!
文章で書くと全範囲に渡って覚えていないといけない感じで、途中でテンパってなんだっけ??!となりがちでした。マインドマップ®︎なら次何について話すかイメージで入っているので迷わず、しかも表現を固定していないので自然に話せて、これすごい!とおばさん本気で感動しちゃいました🥺✨
どんどん思考を広げてつなげていけるし、それをアウトプットするときも脳内が整理されていてやりやすい。マインドマップ®︎はそんなすごいツールなのです!
これなら間違いなく受験勉強に活かせるし、マスターすれば一生もののスキルになるだろうと思いました😆
マインドマップ®の書き方
マインドマップ®の書き方にも少しふれましょう。
媒体
・紙とペンでかく
・マインドマップ専用アプリケーションを使う
・イラスト作成系ソフトでかく
紙に書く
一般的に最初にマインドマップ®を書くのは紙だと思います。マインドマップ®は思考の広がりをじゃましないため、罫線のない無地のノートや紙を使います。
カラフルなペンや色鉛筆を使って手書きでどんどん書いていきます。もし書くスペースがたりなくなったら、紙をつないで広げるのもありです👍
マインドマップ専用ソフトをつかう
最近はマインドマップ®をかくソフトもあり、ビジネス界では結構使われているみたいです。
ブランチを増やしたり、つなげたりが簡単にできるだけでなく、画像へリンクを張ることもできるので、とっても便利です。カラーペンも用意しなくていいしね。ある実業家の方が、アイデアを全部1このマインドマップ®に入れて、自分の脳の代わりにしている、と話してくれたことがあります
ブザン氏系列?のはiMindMapのようで、マインドマップ®講座の先生にもこちらを紹介されました。上の実業家の方が使っていたのが、MindJet (MindManager)でした。私はMindMangerが仕様変更する前のやつを格安で購入しました😁
https://www.ayoa.com/imindmap/ja/software/
https://www.mindmanager.com/jp
ソフトなら膨大な量を一個のマインドマップにまとめることができるし、一度作ってしまえばサクッと追加も削除もできて、お仕事に使うには効率がいいと思います。ただし、脳の代わりに使うならいいですが、書いたことを覚えるのには、手書きに勝るものはないですね。
スマホアプリもありますが、はっきり言って使いにくいです(笑)。ちっさすぎて!
お絵かきソフト×マインドマップ®
その中間の方法として、お絵かき系のソフトを使って手を動かしてかく方法もありです。
私もプロクリエイトを使って、Apple Pencilでマインドマップを描くこともあります。娘と理科の復習をしているときに、テキスト傍らにiPadで描いてまとめたりしました。
お絵かきソフトを使ってかくと、手を動かすので記憶にも残りやすく、間違えてもすぐに消したり、イラストが思い浮かばなくても、ネットで画像を探して貼り付けることができたりするので、すごくおすすめです!タブレット一つもっていれば、出先でもさっとかけるし、データをクラウドにおいておけばいつでもどこでも見返すことができます。
https://apps.apple.com/jp/app/procreate/id425073498
反面、ノートのように持ち歩くにはちょっと重いことと、サイズがタブレットのサイズになってしまうという欠点があります。
それぞれ利点がありますが、結局紙が一番書きやすく、軽くて持ち歩きやすいし、記憶にも残りやすいので、特にお子さんの勉強に使おうと思う場合は紙が一番ですね。
以下では紙ベースで書く方法について紹介します。
準備するもの
・無地の紙やノート
罫線が入ったノートだと、罫線の数しかアイデアが出なかったそうです。メンタリストDaiGoさんも(またDaiGo!笑)メモ用のノートの大きさは思考の広さで、見開きで使うって言ってましたね。マインドマップでも枠で狭くしないようになるべく広く使います。つまり見開き2ページで書くのがおすすめ。
・カラーペンや色鉛筆
色々あるといいです。色鉛筆はうすくぬってグルーピングしたりイラストの色塗りに使います。
マインドマップ®の種類
ミニマインドマップ
ミニマインドマップは色なしで、文字だけで細い線で書くので、ササっとかけてメモを取るときや、ブレインストーミングの時に最適です。未整理の状態でどんどん思考を見える化していくものです。
私が書いたミニマインドマップです。↓こんな感じ。
フルマインドマップ
本来のマインドマップ®の形です。カラフルに、イメージをたくさん入れて、太い線から細い線へと枝が広がっていくように、思考やアイデアをつなげていきます。ある程度整理されている状態で書きます。
福島の観光資源(笑)。福島出身とかじゃないけど。
書き方
マインドマップ®にはルールがあります。
1.紙は横長に使う。
2.紙の真ん中から書く。カラーで大きくセントラルイメージ(テーマとなるイメージ)を描く。
3.カテゴリごとに色を変えてブランチ(枝)を広げてく。メインブランチは太く。
4.線は曲線で書く。
5.言葉は短く。1ブランチ1単語。線に沿って書く。
6.できるだけイメージ(絵)を入れたり、イラストのみで表現したりする。
マインドマップ®活用場面
一般的な活用方法としては、
・メモをとる
・ブレインストーミング → 感想文や作文にも便利
・アイデアをまとめる
・知識や情報をまとめる
こんな感じでしょうか。メモはミニマインドマップを使用して普段がんがん使えます。学校説明会も私はマインドマップでメモをとりました。
マインドマップ®の勉強への活かし方
マインドマップ®は子供の学習にもとても役立つと言われています。マインドマップを使ってノートをとった子のグループと、普通のノートの取り方のグループで追っかけ調査をしたところ、マインドマップ®でノートをとっていたグループのほうが成績が良かったらしいです。
日本でもマインドマップ®×学習についての論文がたくさんでているので、気になる方はググってみてちょ。
さらに、マインドマップ®でノートをとることを続けていると、問題解決能力や、多角的に物事を考える能力が身につくということを書いている記事もありました。↓の記事。
書く過程で構成やレイアウトを考えたり、イラストを描いたり一言でまとめたりするため、知性や創造性の両方が磨かれていくのだとか。
また、マインドマップの構造を見ればわかるように、真ん中のメインコンセプトへのアプローチが様々あり、単一のアプローチだけではないということを、自分で書きながら体得していくことができる、ということなんじゃないかな、と。
https://www.mindmeister.com/blog/students-guide-to-mind-mapping/
SS-1という塾のサイトにこんな動画もあがってました。
【動画】理科の暗記に「マインドマップ」を使って実力テストで点を取る
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暗記はおまかせ
受験勉強に活かすならやはり暗記科目です。社会とか理科の知識でどんなふうにでも作ることができます。カラフルな色やイラストがトリガーになって記憶を手繰り寄せやすくできています。
娘と私も歴史のちょっと曖昧な出来事をマインドマップ®に書いて整理しました。本当は普段のノートもマインドマップ®で取れたらいいのにといつも思います。
それが無理でも、カラーのフルマインドマップを家でゆっくり書くと、本当に思考が整理されて、その内容は忘れにくくなります。
多少忘れてしまうのは仕方ないですが、マインドマップ®に書いたものは後でチラッと眺めるだけですぐに思い出せるんです。効率の良い学習ができると思います。
作文
作文にはかなり活躍してくれます!
以前息子が学校で運動会の感想文を書く日に、何を書いたらいいかわからないから学校に行きたくないー、と言ったことがあり、一緒にミニマインドマップでブレインストーミングした後、その中で書きたいことをえらんで、作文の構成をさらにミニマインドマップで書いて決めたらご機嫌で学校に行きました。学校でも、すらすら書けた!と喜んで帰ってきました。
さよう。マインドマップ®があれば
読書感想文もこわくない!
昨年の読書感想文もマインドマップで構成を考えてから書きました。息子は今年も「マインドマップで書くから大丈夫!」とか言ってました。まだ書いていませんがね😅
少なくとも「大丈夫」と息子が思ってくれている、そのことが私にとってはありがたいです😀
私自身も文章を作るときには、マインドマップ®がとても役に立ってくれています。
『マインドマップ記憶術』
マインドマップの本、色々あるんですが、こちらはマインドマップ®自体というよりは記憶術について書かれた本です。記憶術の内容的には特に目新しいことはなくて、いろんな記憶術が紹介してある本です。でも、すぐに実践することができた数少ない本なので、こちらに挙げておきます。
本が薄いのもいいんです。
色々読みましたが、分厚くて小さい字でいっぱい書かれた本は試すより読むだけで終了、となっちまっております😅
私はこの本の中の練習で暗記したものを、今も忘れずに覚えています(どんだけ?!)そのくらい実践的でした。娘と私も受験勉強中、覚えにくいものはこの本で覚えたやり方を使うことができました。
私、今も時々使っています。一番最近は現存天守12城🏯を覚えるのに使いました(笑)。
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一生モノのスキル
端的に効果が表れるか、というのはわかりにくい種類のものなのでですね😅
わかりません!(笑)
でも確かにマインドマップ®で書いたことは忘れにくいし、書いている段階というか、書いていく過程で、頭の中が整理できているんですねぇ。それは娘談ではなく、私が実際に使って感じたことなので、子供の学習での効果はどうなのかということへの答えにはなっていないともいえますが、逆に見えない娘の頭の中のハナシより、確実ともいえます。
『ふだん使いのマインドマップ』にあるように、日常的に活躍の場がたくさんあり、実際役に立っています。勉強というより、むしろ一生役立つスキルですね。劇的な変化が訪れるようなスキルではありませんが、使用頻度は高く、人生において長く使えるスキルだと思います。で、使えば使うほど賢くなる、と。
私も、ToDoリストや日記、本のレビューに使うこともあるし、ブログ記事書く時の構成にも使っています。子供の感想文を手伝うときにもね!
まとめ
受験勉強に役立つかも?!とあるとき急に思いついちゃった私と娘で実際使って試してみたマインドマップ®、うわさどおりスゴイ効果がありました。
ただし、記憶定着にどのくらい役立っているかは測れないので、娘の成績にプラスに働いたかは、謎です(笑)。
確かにわかっているのは、私がめちゃくちゃ活用できていて、その恩恵にあずかっているということ。人生変わるほどの劇的変化はありませんが、その分頻繁に活用できる、それこそ「普段使い」が可能なスキルでした。
マジ助かってます。皆さんもお試しあれ!
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