今年もやってきました。全国統一小学生テスト。
今回は息子も受けましたよ!
全統小は通常の塾のテストより難度は低いはず。普段受験塾に通っていない子も受けているテストなので、塾に通っている子はいつもより良い偏差値が出たりします。
最近やっと塾の宿題もやるようになり、その結果クラスも上がってちょっとやる気になってきた息子も、全統小ならちょっといい偏差値がでて本人のモチベーションアップにもつながるのでは?!と期待して送り出しました。
さてどうなったか、
と行きたいと思ったら、息子、答えを書いてきてない😅
事前に問題に書き込んできてよ!といつも塾のテストの時は言うのですが、今回は言い忘れたな~と思っていたら、案の定です。
というわけで、自己採点は難しくなってしまいまして、息子の問題のわきにある計算のあとなどから推測した点数と、かわりに私が解いてみた(笑)感想を書いてみます。
とりあえず算数!(4年)
問題の構成
大問1 計算問題
大問1は計算問題5問です。6点×5
特に難しい計算問題は含まれておらず、基本的な少数の引き算と、割り算かけ算のみでした。
これは小学校の算数が理解できていれば解ける程度の問題でした。息子もこちらは正解している模様。
大問2 小問集合
いろんな小問6問。7点×6
こちらもほぼ基本問題ばかり。息子もほとんどは解けたようですが、最後の(6)三角形の問題だけは知らないと解けない問題でした。息子もわからなかったみたい。
(1)けたの問題。小学校で「大きな数、単位」みたいな名前の単元で学習していると思います。
こちらは、0がいっぱいあって、「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、・・・」と息子が数えた跡があったので、おそらくできているでしょう。
(2)円の半径の問題。箱の中にぴったりと並んで入った2つのおんなじ大きさの球の半径を求める問題です。箱の長さが64㎝なのでその1/4が半径です。
(3)グラフ問題。一番変化の大きい箇所がどのようにグラフに表れるかを問う問題です。
(4)普通の割り算
(5)直方体の辺の長さを求める問題。同じ長さの辺が4本ずつあることがわかれば解けます。
(6)これは大問2のなかでは一番正答率ひくいのでは?と思います。三角形の1辺は、他の2辺を足した長さより短くなるはずなのです。それが成り立たないのが、⑤の2cm、3cm、5cmという三角形。2+3=5で、一辺5cmが他の二辺を足した長さと等しいのでこれはあり得ない、ということです。息子撃沈😭
大問3 文章題
文章題とひとくくりにしていいのかよくわからないけど、文章題! 7点×4
(1)和差算の問題。それぞれの差をもとに計算できます。
(2)これはサイコロの目がどういうふうに配置されているかを知っていることが大前提になる問題です。それがわかればあとは足すだけ。息子が解けたのかは謎です😅
(3)四角形が二つ重なっていても、辺の長さ自体はそれぞれの四角形の辺の長さの合計と変わらない、ということがわかれば解けます。ちょっと中学受験算数っぽくなってきた!
(4)まずは数字のピラミッドがどういうきまりに従って並んでいるのかを見つけないといけません。この問題では、平方数が順に並んでいるので、7段目の左から5番目が 何×何の平方数かをみつけて、計算します。
私、最初並びのきまりがすぐに見つけられず、面倒くさくて後回しにしちゃいました。普段こういう問題になれていない小学生には難しめの問題なんじゃないでしょうか。
てへ。私ってば、平方数覚えてるもんねー♪とばかりに、すべて計算した答えでピラミッドを作ってしまいましたが、7段目の左から5番目が何×何にあたるかさえわかればいいので、途中の段の平方数とかいらんかったわ!って解説見て初めて気づきましたね😅ダメ―。
平方数はある程度覚えておくと計算がはやくなるよ!
こちらもCHECK
-
-
【中学受験】計算てどうやったら速くなるの?計算スピードをアップするためにできること
塾のテストのたびに毎回聞いていた、娘の「時間が足りなかった」の言葉。模試だけではありませんよ。4年5年の組分けでもずっとそんな感じでした😭 でもテストで時間が足りなくなって最後に焦って ...
続きを見る
(3)も(4)も糸口さえ見つかれば、計算自体はとてもシンプルでさほど難しい問題ではありませんでした。息子は聞いてみると、ちゃんと大事なポイントには気づけているのですが、詰めがあまい!まだまだ慣れが必要です。
娘が6年生の時読んで焦っていた私の心が救われた本。あり中受やるなら一読の価値あり
大問4 逆算
割り算の逆算です。7点×2
割り算のひっ算の一部が空欄になっていて、逆算して数字をうめる問題です。見ただけで嫌になっちゃう💦
いつもならその時点で逃げ出す息子ですが、なんとか糸口を見つけ出そうと、逆算を頑張ったようです。アとイは書き込んであって、合っていますが残りの2つがあっているのかは不明。とりあえず(1)は正解したっぽいです。
これ、普通に割り算の逆算なら簡単なのですが、ひっ算になっているってところがポイントですよね。
以前ケアレスミスの記事に書きましたが、割り算に実はひっ算にすると、計算工程が増えるんです。掛けたり、引いたり、という工程があるのでその途中も考えて逆算していかないといけません。面倒くさいね🤨
こちらもCHECK
-
-
【中学受験】ケアレスミス撲滅!算数編
4年生の息子先週の算数は分数でした。最近息子が割り算でよく計算ミスをしているので、そういえば以前読んだケアレスミスの本に割り算を分数でやれば間違いが減るっていうのがあったなぁと思いだしました。 娘の受 ...
続きを見る
大問5 角度
大問5は角度の問題。6点×2
会話調になっていて、会話からどういう状況なのか理解しないといけません。まずそこが一つのポイント。あとは三角定規の角度の大きさを知っていること、円の角度は360°だと知っていることがポイントになります。
三角定規は 90度+45度+45度 のものと 90度+60度+30度
の二つがありますよね。本当これだけ確認しとけばオッケーです。今4年生が学校でやってるところじゃない?
大問6 規則性
規則性の問題 6点×2
立方体の辺の上を虫が頂点で方向を変えながら進む、という基本設定の上で、進む方向や、方向を変える回数が条件として与えられます。
まずは問の日本語を理解して条件整理ができること。その上でどう進んでいったのか、規則性をみつけて、何回繰り返すのかを考えられないといけません。
何十にも整理することが与えられているので、息子ようなタイプには難しかった!一般的に算数は男子の方が得意とされていますが、複雑な文章だと女子の方が得意だったりするのかな。
みんな大好き銭天堂が99円だよ!
大問7 条件整理
条件整理って書いちゃったけど、条件整理って分類であってるのかわかりません😅 素人です! 4点×3
これかなりの難問だと思ったのですが皆さんはどう感じたでしょうか。計算が難しいかといわれると全く!全く難しいことなんかひとつもありません。
数学的な難易度でいったら低いです。でも、大問6以上に何重にも仕掛けられた条件を、丁寧に整理していかないといけません。ちょっと大人の私にも面倒だなぁと思うレベル。小学生で、しかも時間のない中最後にこれはきつかったんじゃないかな、と想像します。
こういう難しくないのに難しい問題、これぞ中学受験の算数って感じです。もちろん、6年生が解く問題とか、実際の難関校の入試問題は本当に難しくて私解けませんけどね💦
でも4年生レベルだとこういう問題になってくるのかなと思います。こういう複雑な条件整理ができることって、今後中学受験の問題を解いていくにはすごく有利になります。今から慣れておいて損はないです。
解けなかった子も、一度ご家庭でゆっくり一緒に解いてみるといいかもと思う問題でした!
自己採点結果
自己採点、といっても息子の回答がわからないので、正確にはできないのですが、最後の方の問題は時間もなくて解けなかったと言っていたので、うちの息子、半分くらいしか得点できなかったかも😱😱😱 78点くらいかなと思われます。えーん🙈💦
でも大事なところの理解は出来そうだったので、あやふやな理解をしっかりしたものにして、あとは時間配分の対策でしょうか。なかなか40分のテストは短くてじっくり考えている暇はないと思われます。
これからもマイペースで頑張ります。
難問より基本問題に比重を!
四谷大塚のテストでは最後に難問が出る構成が多いですが、基本が大事!ということで配点は難問のほうが低くなっています。だからできたら他の子に差がつけられるけどできなくても大丈夫。
偏差値50以上は最初の基本問題が解ければとれるようになっているんです。これは普段の四谷大塚の組分けテストでも同じです。だから、テスト直前で応用がちょっと難しいと感じているなら、応用問題を解く時間を基本問題の学習に充てて、基本問題だけは間違いなく解けるようにしておくというのも手ですよ!直前ならね!
これはテスト中でも同じことで、私も何度も娘に、最後の難しい問題をずっと考えているより、基本問題にもどって見直しをして、うっかりミスを見つけたら訂正するほうが確実に点数につながると、繰り返し伝えたものです。息子にもテストのとき伝えて、時間配分の練習をしてもらっています。
まとめ
4年生の全統小算数の問題を解いてみた雑感などを書いてみました。
四谷大塚は塾のテスト同様、計算問題から基本問題、応用問題、とだんだん難度が高くなるというオーソドックスな構成でした。基本問題だけでもしっかりと解けると偏差値50を超えていくようになっていて、自分がどこをおさえるべきかわかりやすくなっています。
全統小は学校の算数をしっかりやっていれば解ける問題から、普段から長めの文章題に慣れていないと解けない複雑な条件整理を要する問題まで幅広くカバーされているという印象でした。塾に通っていない子が全く歯がたたない問題ばかりだとテストとして成り立たないので、基本問題はとことん基本、だけど、出来る子もしっかり発掘できる(笑)うまい作りだなぁと思いました。
うちはサピックスに転塾したので、普段四谷大塚のテストを受ける機会はなくなってしまいました。塾の宿題やテスト対策だけでも大変で、他のテストなんて受けてる余裕あるかーい、と以前は思っていましたが、やっぱり受けてみるとおもしろいし、違った問題に触れて自分の理解度をはかったり、できない問題のあぶり出しをしたりするのにいいなと思いました。
最初は、もしかしたら普段よりいい偏差値がでて、息子の気分がよくなったらいいよね、くらいな感じで受けましたが、これは毎回受けてみるのもありだなぁと思いました。
成績表取りに行くのが面倒くさい・・。うちは勧誘されないだろうけどね😜
他の教科も余裕あったら(私に)、そして面白かったらまた書きまーす。
こちらもCHECK
-
-
【中学受験】偏差値のはなし 80偏差値とか50偏差値とか
先日塾の偏差値がわからない、という話題をSNSでお見掛けし「中学の偏差値、色々すぎてわからない!どういう意味だよ!なんで塾ごとにちがうんだよ!」と悪態をついていた日々を懐かしく思い出しました ...
続きを見る