面倒くさがりの息子(4年生)。社会はただ覚えるだけでも得点できるのに、どうも気持ちが現在学習中の地理に向かいません。
なんとか宿題をこなしてその一部が記憶に残るかどうかという・・・。興味を持って見ないのでなかなか定着しません。
うちではトイレ学習と称して、トイレに色々貼ってトレイに行くたびにちょっとずつ覚えてきてもらっているのですが、トイレに貼るものはなるべく視覚に訴えるものにするように気を付けています。
目から入ってくる情報が9割とも言われ、脳科学的にもイラストがあったり、色がついていたりするほうが記憶に残りやすいと言われているからです。
ですので、例えば漢字を覚えてもらうにも、なるべく傍らにカラフルな絵をかいておくようにしています。
以前、社会で偏差値70の記事でも書いたように、娘の時は塾のテキストをコピーしたものをトイレに貼って読んできてもらったり、メモチェでできなかった問題を私が書き出したカード(余力があるときはイラストも添えて)を置いておいたりしました。
しかし、それもずっと同じものだと景色化してしまって、脳への刺激が乏しくなってしまいます。それにやっぱりテキストのコピーって、普段見ているものなのでつまらない。
いろんな教材に手を出すのはどうか、という議論もあるかとは思いますが、私はやっぱり楽しめたほうがいいと思うのです。つまり飽きたら変える!でいいじゃないですか!
感情が伴うと記憶は定着しやすくなります。できるだけおもしろく、好きだと思えるもので学習するのが結果的に効率アップにつながります。
前置きがながくなりましたが、そんなわけで息子にはもうちょっと楽しめるものがいいなと思い、よさげな教材を探していました。だって、地理ってつまらないじゃないですか、実際😅
『楽しく覚える!都道府県』
『オールカラー 楽しく覚える! 都道府県 』(ナツメ社やる気ぐんぐんシリーズ)
息子が読む前に全部読みましたけどね(笑)、もうこれ4年のテキストの地理の部分これに置き換えてもいいんじゃ?ってぐらい網羅されていました。
しかもマンガとイラストを多用して楽しく読める。途中にクイズもあって思わず解きたくなっちゃう楽しさ。クイズを解くことで復習もできるという。
つまり
・写真やイラストが多い オールカラー
・楽しいく学べる要素あり (マンガ、クイズ)
・学習内容もカバー(ただし4年地理レベル)
と私が求めている条件が全部そろっていました!
内容的には4年生ならドンピシャ。2周目やってる5年生や、塾の授業がしばらく地理から離れていた6年生にも基本の復習には十分おすすめできる内容です(一回ではなかなか定着しないですからね)。3年生の先取り用にもおすすめできます。
確かに、産業などにはあまり深く触れていませんし、データも少ないです。あくまで読み物的なポジションにはなりますが、ちょっと横に置いておいて、ときどき息抜きに、開いたページをマンガ読む感覚で眺めたりしての利用なら十分に5,6年生にも価値ある本だと思いました。
上で少し述べましたが、色々な教材に手を出すのはダメだとよく言われますよね。色々手を出しまくっている私などは、とっくにダメな人の典型と夫に認定されておりますが😅、メリットもあるんです。
一つのことを表現するのに、10人いれば10人の表現になります。どの人のどの言い方が刺さるか、というのは本当に受け手次第。そういう意味で、色んな教材を使ってもいいのではと思っています。テキストで印象に残った部分はテキストで覚え、全く印象に残らなかったことも、こっちの本では面白かったから覚えちゃった、みたいになればラッキーです。
1300円で一つでも息子の印象に残って記憶に残れば、大成功と思っています。
本というのは、書いた人がリサーチや知識の習得にかけた膨大な時間を、たったの1000円ほどで追体験させてもらえる、自分が体験せずして著者が得た知識や知恵を盗める、とってもコスパのいい投資です。
ビバ読書!本には投資して正解!です。
話がそれました💦
サイズはA5でソフトカバー。子供自身がゴロゴロしながらみたり、ソファでちょっと読むのにいいサイズです。各ページの欄外下にクイズがのっているので、親子で隙間時間に出し合って楽しんだりもできそう!うちではそうする予定です!
『中学入試くらべてわかる できる子図鑑』
ビジュアルという観点で、すごくおすすめできるもう一冊!
旺文社の『くらべてわかるできる子図鑑』の社会。
イラストや写真が多いのはもちろん、この本がすごいのは、「だからこうなのか!」と根拠を読み取らせるように誘導されていること。
たとえばこの畜産のページ↓
畜産が行われている地域をあげています。
その地域の土壌や気候の特徴を述べます。
例えば、
シラス台地→火山灰→水はけがよく痩せている→稲作できない
根釧台地→火山灰、泥炭地、濃霧が発生→稲作、畑作できない
稲作も畑作できないから畜産やるのか、とか
やせた土地でも作れるサツマイモを生産してそれを飼料にして畜産業やってるんだ
とかいうような発想に至れるようになっています。
つまり物事の本質に迫れる、そんな内容になっています。
これは子供の「へぇー✨」がいっぱい引き出せそう!
さらに、オールカラーでイメージ多めも、記憶定着に役立ちます。
「できる子」ならこう考えるんだぜ!というのも、子供の心をくすぐるようです。
また、北海道の酪農については、大消費地から距離があるため乳製品に加工したことまで触れてあります。深い!
多分塾のテキストでもこういうことには触れてくれていますし、授業見たことないのでよく知らないけど、塾の先生もそいう言うこと言ってくれてると思うんですよ。
「これは〇〇だから、こうなんだよ!先生が言ってた」とよく娘が勉強中に話してくれていたので。
先生の話を面白がって聞けるかどうかというのも、個人差がありまして💦娘はまだマシですが、息子の場合はよっぽど面白くないとどんどんこぼれおちていっている😭
そして、授業で先生が話したことすべてを記憶にとどめておくのは難しいし、そういう話をノートにメモを取ること自体かなり高度なことなので、子供たちみんなができるわけじゃない。
もしノート取れてても、うちの子の場合、字が汚すぎて解読に時間かかるし見ても白黒で楽しくないでしょう(笑)。
壁に貼って使うのにおすすめ
この本のタイプ
・サイズ大きめ
・資料系
・絵多め
この『できる子図鑑」はちょっとサイズが大きめ。ノートみたいなサイズです。
そして図鑑、というくらいで、イメージが多く眺めるタイプの資料的な意味合いがつよいものです。
この手の本は買ったはいいけど、時々必要になったら見ればいいか、と本棚にしまいっぱなし、ついには買ったことも忘れてしまう事態にもなりかねなません。(我が家だけ?)
しかしこの本の最高の使い方があります!うちで実践している
トイレ学習!
です。
トイレじゃなくてもいいのですが😅、コピーして壁に貼っておいたり、コピーしたものをちょっとした読み物的に、ぺらっと日替わりでおいておく、という使い方です。
子供に「ホイ読んで」っと手渡しても、すべてのページを見てくれるとは思えません。しかしこの本は隅々まで読んでほしい!
それなら親が見てほしいページを1枚コピーして、「今日の読み物」的に小出しにすると子供は見るんです。娘の時、この方法がとてもうまくいきました。
で、自分もトイレ行ったとき読んで、子供との会話に使ったりね。これで2回復習できます。
この『できる子図鑑』には歴史も公民も含まれています。
社会の内容がとてもよかったので、『できる子図鑑』理科も購入するつもりです👍
まとめ
今回は、視覚に訴えることで記憶定着が促進されそうな、社会のおすすめ教材を紹介しました。どちらも超おすすめ!
『楽しく覚える! 都道府県』
リビングに置いておいて、子供が好きな時に手に取って読む本として使用。
地理の基本事項の予習や復習に。
4年生ならストライク。5,6年生でも復習に使える。
関連事項のイラストや写真を探してこなくてもいいのが助かる。
親子でクイズを出し合ってゲーム感覚で復習できる。
『できる子図鑑 社会』
コピーして小出しに壁に貼ったり、子供に読み物を提供する感覚で使用。
内容が秀逸。
本来学ぶべきことにたどり着けるよう導く内容。
イラスト、写真多い。
資料的な役割。